あひるずかふぇ

蘭越町昆布地区に突如現れた喫茶店「あひるずかふぇ」。

ちょっと個性的な外観のお店に、「いったいどんなお店なんだろ」と話題集中。

最近、移住したばかりのマスター村尾佳高さんにインタビューしてみました。

--こちらに移住して来たのは、いつからですか。

村尾 去年(2013)ここを建てて、10月末に完成して、あひるずかふぇは2014213日から営業しました。

 

--前の職業は何をされていたんですか。

村尾 レースのメカニックなどを趣味でやってたんです。友だちが大阪で整備工場をやるのに独立したので、若い頃はそこで働いていました。そのあとは、関西のフィットネス会社に転職して長く勤めていました。仕事の合間に、毎夏バイクでこの辺にもよく遊びに来ていました。

 

--蘭越町昆布地区に移住することになったきっかけはなんですか?

村尾 もともとこの土地を持っていた方に前からお世話になっていて、この土地を手放すと聞いたので7年前のくらいに土地だけ購入しました。勤めていた会社も退社して、脳梗塞で倒れてたため介護を続けていた母も終身介護施設への入居がきまり、私も53歳なので、だったら、もう思いきってこっちに住んでみようかなって思ったんですよね。一人で移住してきました。

 

--蘭越の印象はどうですか?

村尾 みんな親切ですよね。役場なんかも、大阪から問い合わせ入れたら、すぐ資料とかおくってくれましたし。この辺の町内会にも入れてもらって、新年会なんかもいかせてもらいました。冬も店の準備で雪かき何かしていると、通りがかりの人が話しかけてくれたり、あいさつしてくれたりね。子ども達もしゃべってきますよね。小学生くらいの男の子が「お兄さん、この町のにこんなステキなお店ができるんですね」って話しかけてきてくれた時は、びっくりしましたね。そん時は感動しましたよ。大阪の都会ではそういうことはなかったですね。

 

--どんな喫茶店にしたいですか?

村尾 誰でも気軽に入れる喫茶店がいいですね。地元の人もライダーもよれるような。ラ

 

--北海道や蘭越町との出会いは?

村尾 私がはじめて北海道を訪れたのは35年前なんですよ。私はそれまで、一度も大阪から出たことがなかったですよ。北海道も雪と氷の平原くらいしかイメージできなかったんです。知人から北海道のことを聞いていて、いつか行ってみたいと思ったんです。たまたま、前の会社を辞めたあとに、オートバイで日本を放浪し始めて、始めて北海道に上陸したのが19歳の3月でした。

 

--3月だとまだ雪残ってたんじゃないですか?

村尾 東北までは大丈夫だったんだけど、函館に着いたらもううごかなくなっちゃって(笑)。函館駅で困っていたら、「どうしたんだ?」と声をかけてくれた方がいたんです。「困ってるんです」っ

て話したら、函館で喫茶店やってるからそこに泊まれと言っていただいて。そのまま、その喫茶店にバイトしながら一ヶ月転がり込みました。雪が溶けていよいよ出てくってことになったら、お給料までいただいて(笑)そのあと、ユースホステルとか周りながら、北海道中をバイクで走って、いろんな町を訪れて、いろんな人と仲良くなったりするうちに、「本州はつまらないな」と。

 

−−「あひるずかふぇ」というお店の由来なんですが?

村尾  バイクなんかで旅をしているとバイク仲間がお互いをアダ名で呼び合うんです。私のあだ名が「あひるちゃん」だったんです。バイクレースなんかでバイクに乗ってバイクを運ぶ格好がアヒルに似ていたからみたいなんですよ。メカニックの仲間がいつの間にかそう呼び出したんです。それで友だちのデザイナーがこの店のマークもデザインしてくれたんですよ。かっこいい名前をつけるのもなんだなと思って、「あひるずかふぇ」にしたんです。

 

--蘭越の印象はどうですか?

村尾 みんな親切ですよね。役場なんかも、大阪から問い合わせ入れたら、すぐ資料とかおくってくれましたし。この辺の町内会にも入れてもらって、新年会なんかもいかせてもらいました。冬も店の準備で雪かき何かしていると、通りがかりの人が話しかけてくれたり、あいさつしてくれたりね。子ども達もしゃべってきますよね。小学生くらいの男の子が「お兄さん、この町のにこんなステキなお店ができるんですね」って話しかけてきてくれた時は、びっくりしましたね。そん時は感動しましたよ。大阪の都会ではそういうことはなかったですね。

 

--どんな喫茶店にしたいですか?
村尾 誰でも気軽に入れる喫茶店がいいですね。地元の人もライダーもよれるような。ライダーなんて服が汚れてますからね。そう言う人も入れる店がいいですね。

--本日はいろいろ答えていただいてありがとうございます。また、来ます!
村尾 いつでも来てください!

 

2014年4月10日